アドベンチャーズ・イン・ミニマル・エレクトロニック・サウンド LIQUIDROOM

出演:Peter Christopherson、Robert Gorl、Esplendor Geometrico、COH(Ivan Pavlov)
いろんな要素を繋げてDJっぽい気がしたCOH(イワン・パブロフ)や鼻チューブを垂らしたゴムマスク?を着けて唄うピーター・クリストファーソン、ビジュアル的に楽しめたり。
密かに楽しみにしていたエスプレンドー・ゲオメトリコ(EG)。
工員の少ない小さな町工場でたくさん並んだ機械がひたすらループ作業してる、あの感じの音を連想してしまう・・・と時折錆びた金属音がガシャと入ってくる。
このガシャって音、ライブみて気づいたけどキーボードたくさん押してたんですね、10数年来の謎が解けたー。
淡々とラップトップを操るサヴェリオ・エヴァンゲリスタに対して、アルトゥーロ・ランツはエキサイトにシャウト、抱えるように弾くキーボードがずれてスタンドから落ちては拾い上げ、本人はステージから降りては客にまみれてほとんど "EG祭"。
銀星倶楽部 ノイズ特集」(ペヨトル工房)を読んでた頃は、遥か遠い存在だと思ってたのでちょっと夢のよう。。。
トリはロバート・ゴール。
ビニールの囲いに覆われての登場で心配でしたが、途中で破って顔見せてくれました。
EGが盛り上がりすぎてどうなるかと思ったけど、D.A.Fよりしなやかなミニマル音に上品な動きで観客を誘導するようなカリスマっぽさがあった。
「エレクトリック・ミュージック・シンポジウム」(4/13 UPLINK FACTORY )で「自分達が聴きたい音を作っている」と出演者みんなが言ってたのをふと思い出すようなライブでした。

※写真右 アルトゥーロ・ランツのサイン。右方の象形文字のようなものは謎。。。