Serge Baghdassarians/Boris Baltschun 千駄ヶ谷 Loop-Line

出演:セルジュ・バグダザリアン、ボリス・バルチュン、秋山徹次、宇波拓

秋山さんと宇波さんのギターデュオはお互い干渉せず、各々音の出し方を追求するような演奏に見えました。
宇波さんは抱えた1本をはじき、横に寝かせたもう1本でタッピングとかしてるので、三人で演奏してるような錯覚を起こす感じが面白かったです。
二人は全然違う音だけど、どちらもギターに魂が宿った生身っぽい音に聴こえました。
セルジュ・バグダザリアン、ボリス・バルチュンのデュオは、ぐにゃりと歪めたような催眠効果抜群の環境無機的音という感じでした。
最後の全員での演奏は溶け合わないのを瞬時に想像してしまったのも束の間、ギター音の隙間から静かに吐き出される空気のようなセルジュ+ボリスの微音具合がすごくよかったです。
ライブ後、ホースCDに入れるクレジットは漢字or英文字かと聞いたら「人間どもの?」と宇波さんが言ったので、みんなが動物の被り物つけて合唱している姿が浮かんできてしまいました。