Steve Jansen solo concert 'Slope' めぐろパーシモン大ホール

出演:スティーヴ・ジャンセン(ds,key,computer programming)、小山田圭吾(g)、高木正勝(piano,key)、藤堂昌彦(1st violin)、楢村海香(2nd violin)、菊地幹代(viola)、徳澤青弦(cello,strings arrangement)
映像演出:伊瀬聖子

第1部 [ Slope ]
ピアノ、ギター、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロがここぞという瞬間にポンっと音をのっけて、あとはなるべく音を削ぎ落としてるかのような控えめな演奏、という感じがしました。
ティーヴ・ジャンセンの何とも周りに溶け込みすぎたようなドラムが逆に印象的でしたが、スティックをそっと置いた音が曲の終わりを静かに伝えてくれてるみたいで、聴こえる度にちょっとうれしくなりました。

第2部 [ Swimming In Qualia ]
やわらかく揺れ動く伊瀬さんの映像にあわせて、私の頭の中ではさらさらとではなく少しずつ水が流れるようなイメージに始まって、朝の窓辺に日が射してくるようなイメージへと変化してゆく空気感を味わうような演奏が、落ち着けて心地よかったです。