ホース ワンマンショー 千駄ヶ谷Loop-Line

出演:宇波拓(g)、江崎將史(tp)、古池寿浩(tb)、泉智也(vo&b)、服部玲治(perc)、中尾勘二(tape)
自分にとって今年初めて見るホースは、「地獄」と「地獄」と「地獄」の三部構成。
泉さんが唄う(語る)男女の恋の行方は予想外の展開がより切なく聴こえました、といっても即でなく、じわりじわりと。
今回、冨永愛は聴覚でなく視覚に刺激を与えてくれました。
あそこまで連発されると、効果抜群!という気がしましたが、何に対して効果抜群なのかはわかりません。
宇波さんのソロギターと歌。
確かに普段の話し声から想像できるはずの歌声なんだけれど、歌い方(聴く側が恍惚系になりそう)に意表を突かれました。
その後暗転になり、座ってたメンバーが横のイスに移動したり、時折一部のメンバーに瞬間照明当てたり。
先日私がチェルフィッチュを見た影響もあるのですが、パフォーマンスや演劇のような形でホースを表現しようとしているのか?何をしているのか、したいのか、わからなかったと帰りの電車で言ったら江崎さんが、わからなかったというのは成功だと、そして解説をしてくれました。
全体的には演奏独特の緩んだ歪みが一見わかりにくくなってきた印象がありました。
でも新曲なんかも一貫したある部分っていうものは、やっぱり聴こえてきてるような気がしました。
ライブだけでなく、(打上げ)歓談や帰りの電車で、笑える英会話や音の表現についての話なんかがたくさん吸収できた、約四分の一日でした。