map presents CHANNEL 23 feat.Tara Jane O'neil "はるでら"町田 簗田寺

出演:タラ・ジェイン・オニール、二階堂和美、ジェフ・ソール、セラフィナ・スティア、齋藤紘良

町田駅からちょっと遠かったけれど、なんともやわらかい空気と穏やかさの漂う、あんまりお寺らしくない "はるでら"へ行ってきました。
齋藤紘良さんはTENORI-ONの音が紙のコラージュなんかを想像させたりして、全体的に抽象画というのか境界が見えてこないような不思議な音でした。
セラフィナ・スティアはミニハープとキーボードを巧みに操ってて、そこから聴こえてくるのは、少し牧歌的で過去の記憶が引っ張り出されそうな懐かしさも感じる音でした。
改めて聴きたかったので、ライブでの密かな楽しみでもある物販をゆっくり見たかったのですが「最終バスが〜」という声が聞こえてきたので、あわててバス停に向かうのでした(涙)
時間はまた遡り、ジェフ・ソール。
出演者の中で一番ギタリストという感じ、すごくストレートでした。
ここで、方丈さんこと齋藤さんのトークタイム。
どんな事物をも受け入れる、心の大きさや豊かさが伝わってくるようでした。
身近な事を交えたお話でしたが、すごくじんわりくるのです。
たまたまこの場にいて聴くことができてよかった、と思いました。
次は二階堂和美さん。
私的には渋谷クアトロワンマン以来なので、こんなに目の前で見れるのがわくわくでした。
二階堂さんが気に入った曲を本当に聴いてもらいたくて演奏しているというのが、MC以上にものすごく伝わってくるところがすごいなあと思うのです。
タラ・ジェイン・オニールとの共演では、私も大好きな「蘇州夜曲」の演奏。
タラも気に入ったのかな、この後の準備時にもけっこう口ずさんでました。
最後にタラ・ジェイン・オニール。
楽器をただ演奏するだけでなくって、あらゆる生かし方をライブ上で試みるような演奏でした。
客にも楽器を渡して、思うが侭に演奏させていたので、その時点で集まった人や環境という偶然を味わいたかったのかなあと考えながらも、方丈さんのお話も思い出すような演奏でした。

※写真 タラ・ジェイン・オニールと二階堂和美