HARAJUKU PERFORMANCE +(PLUS) SPECIAL 原宿 ラフォーレミュージアム

出演:KATHY、伊東篤宏×東野祥子、珍しいキノコ舞踊団山川冬樹×飴屋法水contact Gonzo室伏鴻
嶋田久作さん、飴屋さん、山川さん、もうすぐ8歳になる男の子。
年齢の揃わない男性が集まって、どんなことが起こるのか全く想像できないまま、始まりました。
嶋田さんの物音が響き、静けさが増す。
山川さんのホーメイが恐ろしく美しすぎて、シンバルを蹴る動きがバネのよう。
"好きな人"に関する質問を投げかけたり、"Femme fatale" を唄う男の子。
しっかりと聴かせるような飴屋さんのドラムがドンッと鳴る。
音楽、演劇(会話)、声、物音、朗読、パフォーマンス、いろんな要素が盛り込まれた物語のようで、見たことも無い、誰にも見つけられないような場所にある、ひっそりとした神聖な世界を覗きこんでるような感じでした。
ものすごくよかったから、記憶になるべく長く残るといいなぁと思った。
次は、contact Gonzo
無言でひたすら取っ組み合いなのに、実にしなやかな動き。
どう動くんだろうと、じーっと見てしまうんだけど、そのうちじわっと面白いなぁと思えてくる、そんな感じでした。
珍しいキノコ舞踊団は世界がくるくると変わってゆくのですが、今いちつかめなかったです。
前半ラストのKATHY
夏の扉のフレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!に合わせて、ダンボールいっぱいのプチプチで作った小さいボール(のようなもの)を観客席に向って、これでもかと言わんばかりにぶちまける。
極端に言うとただそれだけなんだけど、めっちゃ笑えました。
観客も負けずにプチプチの玉を思い切り舞台に投げ返して、ブーイングなコミュニケーション。
でも会場の空気は、とてもすがすがしかったです。
後半は、伊東さんと東野さんから。
伊東さんの蛍光灯も東野さんの動きのどちらも無駄を削ぎ落としたような、剥き出しな感がいいなぁと思ってたんですが、お互い磁石が反発しあうような距離も感じたり。
KATHYの2回目を挟んで、トリの室伏鴻さん。
ギターやサックスのがなるような激しい音にぴたっと吸いつくように、身体全体を隈なく使って動く姿に見入ってしまいました。
身体の部分部分の動きが非常に細かくて繊細だから、時折見られる荒々しさがすごくかっこよかった。


※写真 講義にちょこっとでてきた world's end girlfriend "farewell kingdom"