Loop-Line上映会 千駄ヶ谷Loop-line

出演 :角田 俊也 + 坂本 拓也、田巻真寛

最初は、田巻さんの映像。
しみだらけのようなフィルムが、ざわざわと賑やかに動いてるようなサイレント作品でした。
スタン・ブラッケージをちょっと思い出したり、そのしみのようなものがすごく時間の経過というかアンティークっぽさを感じてたのですが、全くの新作だったようでそれがすごく面白かったです。
この後は機材トラブルの関係で少し長めの休憩を挟んでたのですが、本棚を何気に見ててふと目に留まった諸星大二郎栞と紙魚子の生首事件」を読み始めてしまって、なかなか止まらなくて困りました・・・上映会に来てるのに。
後半は、角田さんと坂本さん。
角田さんのCCDカメラ映像に坂本さんがリアルタイムでプロジェクター動かしたり、ワイプ切ったりして、そこに付いている色や角度や大きさを変化させたりしていました。
映像は水を撮られたものなんだと思うのですが(後で角田さんに作品のお話を聞こうと思いながら、他の方と雑談しててうっかりそのまま帰ってしまいました)
けっこう水ではなくなってた感じのもの(=もう水には見えない)もあって、ここで自分の話になってしまうんですが、光を描いてるつもりで色とか角度とかいろいろ変化つけても、人から見るとそういう風に見えてないんだろうなぁというのがすごくあって、なんかそういうのを思い出したのです。
あと、最後の方にだけしばらくノイズのような音が聴こえてきたのですが、意外と音が無い状態の時と自分の意識が変わってない気がして、ちょっと不思議でした。