4.48 サイコシス 東池袋 あうるすぽっと

作:サラ・ケイン
演出:飴屋法水

19日、エキストラで参加。
前方(観客側)が対岸みたいに気持ち的な距離を感じたのと、膜で覆われたようにお客さんがぼんやりとしか見えませんでした。
自分が今座っているこっちの世界(舞台側)は、穏やかな柔らかい光に包まれて、時間の流れが止まってるよう。
20日、観劇。
ストーリーがはっきり見えてくる作品ではなく、役者さんの片言な表現が1つ1つ突き刺さるようだったり、言葉を越えるくらいリアルに響くピン球、ドラム、サイン波、ホーメイ、コオロギの声なんかが、意識に徐々に染み込んできてたまらないほど重くて、いつのまにか全く関係が無いとは思えない世界へ身や心を委ねてるような感覚でした。
全てにおいて剥き出しのような表現が、サラにはどう映るんだろう。。。
この作品と自分が今まで通過してきたさまざまなものが混ざり合う事で、生み出された気持ちのようなものによって、最後の最後で涙がでてきたのですが、それがありのままの形なんだと思いました。
21・22日、エキストラで参加。
だんだんと冷静になれると思ってたけど、頭の片隅では(この空間に)異常にのめり込んでゆくのが止められない自分を感じていました。
対岸とは隔たりを保ったまま。


飴屋さんと話した時に返ってくる言葉を聞いてたら、劇中の剥き出しな感じとそっくりだ、とふと思った瞬間から、こっちの世界の断片が浮かんでは消える・・・が頭の中でひたすら繰り返されてたような、そんな気がします。