HEADZ 15th Anniversary Special 2 Days 渋谷O-Nest

〜5/28(金)〜
★ANIMA × detune.
お互い似てないけど通じ合ってそうな感じがあって、青々とした(=清々しい)躍動の相乗効果みたいに見えました。
心を無の状態にして、気持ちよさをそのまんま吸収させてもらいました。

テニスコーツ × ほうほう堂、佐々木敦
一人ずつステージ上がって演奏(パフォーマンス)して、裏道回って再びステージに上がってくるというのをゆっくりと繰り返されるような。
時には合流したりも。
途中で佐々木さんが観客側から上がってきて、ステージ入口から覗いたりというパフォーマンス。
もうここはネストではなくどこかの路上みたい。
どんな演奏+パフォーマンスをするのかな?とばかり考えてたので、このがらんとした何にも無い空間と表現にただただすごいなぁと思ってしまいました。

★HOSE with Klaus Filip & noid minus 江崎
今回は江崎さんがお休みということで、残りのメンバーはものすごく不満そうでした。
観客側からもそんな声が小さく聴こえてきました。
ステージはダンボールだらけで見えないし、触発しあってるし・・・なのに演奏は極至上な空気に包まれ優雅に聴こえました。
とんかつ弁当も食べたし、Shall we ダンス?も盛り上がったし、演奏中にいっぱい写真撮ってるし、変な効果音オンパレードでした。
それでもメンバーは寂しそうでした。
やっぱり江崎さんがいないから・・・

★蓮沼執太チーム : 新鋪美佳(ほうほう堂)、石塚周太(detune.)、斉藤亮輔(サイチャン)、Jimanica(d.v.d)、福留麻里(ほうほう堂)、三浦康嗣(□□□)、山口崇司(d.v.d
聴く度に、洗練されすぎる熱くて爽やかな余韻を感じます。


〜5/29(土)〜
木下美紗都とグッドルッキング・ガイズ(南波一海 & detune.
「木下さんを見守りつつ演奏をするグッドルッキング・ガイズ」という感じがよかったです。
「八月は嘘」を木下さんが唄うとやわらかくておおらかさがあって、今回はキーボードとコーラスに徹した郷くんはいつもより切なさ倍増に聴こえました。
すごくいい流れだったのですが、最後の最後で歌の入りどころが違ったのでそこからやり直してくれたのも、仕事で少し遅れてきた私にとってはうれしいハプニングでした。

★空間現代 + SJQ
お互いの境界がわからないくらい混ざった感じがする時と、完全に分かれてる時があって、体はそのまま委ねるしかないのかという感覚で聴いてると、だんだんと気持ちよくなってきました。

★伊東篤宏 + HIKO(GAUZE)+ 大橋可也&ダンサーズ
ドラムもパフォーマンスもそのもの自体はすごく乾いてるはずなのに、どこか汗のような湿り気とか、肉体のしなやかさを感じてしまうところがあって、その影響かどうかはわからないけれど、オプトロンがいつもより潤った感じに(乾きが少ない)聴こえました(ピンク色だったからというのは関係なく 笑)
全体的には混沌とした世界を感じました。

大谷能生 featuring miroque & 鈴木真由美(oscillator)
最初から最後まで星から発信されてるような、空を漂う演奏という感じがしました。

サンガツ × minamo
小さな湖を囲むように周りに観客が座って聴きました。
水がぽたりと滴ると、このまま雫は広がってゆくんだろうか、それとも沈んでしまうんだろうか、消えてなくなってしまうんだろうかという風に、音が聴こえる度にこの音はどこにいくんだろうと思ってしまうような演奏でした。


※写真左 detune.、右 テニスコーツ × ほうほう堂