"恵比寿から渋谷まで徒歩だと20分くらい" 渋谷gee-ge

オープニングアクトの釘ロックから。
初めてです、見るの。
ものまね風に登場したので、もしかしてバンドじゃない??って思ってしまったけど、演奏はじまってほっとしました。
汗とか涙とか愛とか、そんな生ものを新鮮な状態のままストレートに投げてきたり、謙虚な姿勢でのバンドアピールがちょっとぐっときました。
次はグレンスミス。
いきなり「泣き虫モンスター」からで、個人的にはびっくり。
最高機材でのCD試聴会もきれいすぎて言葉が浮かばなかったけど、やっぱり生で音が飛び出てくるような演奏を目の前で見てしまったら、こっちの虜になってしまうー。
ゆったりと落ち着いた演奏をふうっとひっぱってくような、郷くん(detune.)のボーカルがすごく映えてました。
でちゅーんの時より抑えてる感じがするのに、気体なんかに変換されて見えない(聴こえない)形になっても何処か遠くにずっとずっとのびてゆくんじゃないかと思う、唄と声でした。
途中でdetune.の「24」という曲も演ってましたが、全部見事にグレンスミス色(=でちゅーんぽくない)になってました。
次のバンドは、oono yuuki。
円ジャンで見た時よりも、遠慮無さげな音がすごく気持ちよかったです。
mmmのフルートがふわふわと宙を舞いはじめたあたりから、急激に勢い付いてきて全体的にガンガンしたパンクな演奏なんだけど、ふいに空を飛んで連れてかれそうな感じでした。
最後は昆虫キッズ。
このバンドも初めて見ました(でも、MCでいじられてた豊田道倫さんのライブは何度か見てます)
ポップとロックの領域を行き来してるような、どっちともつかずな感じがいいなあと思いました。
せっかく買ってきたウィッグ(というよりかつら)が邪魔でゆるゆるだった流れが、気合入れてからは見違えるように気持ちよかったです。
冷牟田さんのキーボードがぱきっと強くて、鍵盤に対する意外な印象を持つことができておもしろかったです。
ギター共々自分だけの世界を割とはっきり確立されてるようなのに、バンドにはするんと溶け込ませてる感じがしました。


年末にこんな熱いイベント見納めできて、いい締めくくりな感じがしてうれしかったです。


※写真 グレンスミス(でちゅーんではないです)