「その日のあとに」 千駄ヶ谷Loop-line

ループライン、最後の日。
常連ではないけれど、たまにぽつりと行ってました。
地下に潜るとこじんまりとした空間で、白い壁にキズだらけのこげ茶色の床という味気なさが好きでした。
そんな教室みたいな会場で、ダンボールを座布団代わりに敷いてホースの演奏を聴きました。
ホースのほぼ全曲を休憩無しで、ひたすら演奏。約2時間。
いつもより奔放さがなくって、思いがひとつの塊になってるようなひきしまった音だけど、リンスしたみたいにしっとりしてて柔らかかった。
ホースが終るのではないけれど、気持ち的にはそんな感じもしてしようがなかった。
最後に、ここの空気を少しだけ記憶に染みこませて会場を後にしました。
またこんな場所が見つかるといいなあ、と思いながら。

もう少し前に下北沢で、detune.をみてきました。
二人編成でシンプルかもしれないけれど、ものすごく歌が響いてくる、歌が聴こえてくるって感じのする演奏でした。
それが計算とかでなく、二人によるごく自然な流れとなって表現されてるから感動して、それのせいでうわの空な感覚で聴いてしまってる自分に気付いてはいるんだけど、そこから抜け出す事はできなかったのです。


※写真左 Shall we ダンス?江崎さんによる「小石」バージョン、右 detune.