藤本由紀夫展 +/- 国立国際美術館

作品の1つで、壁にビートルズのLPが並んでありました。
溝が無いし、レコードプレーヤーにかけてないので、聴こえてくるはずないけど、眺めてるとビートルズの曲が頭に浮かんでくるので、聴こえてるという事なんだなぁと思いました。
で、後ろを向いたら広い空間の一番奥に213台のCDプレーヤーから各々音が出てる作品がありました。
視覚的には大抵の人が、圧倒されるという共通の印象を持ちそうな作品だけど、聴覚的には街の中で普段耳にするのと変わらなさそうな?量の音をどう +/- していくかで、自分しか味わえない世界ができそうなところが面白かったです。

藤本さんといえば、飲み会の席でカセットブックにサインを頂いたという変わった思い出があるのですが、それから20年近くも経っていたみたいです。
その頃は海で貝殻を耳に当てて音を聴くように、転がるガラス玉の音に懐かしさを感じながらガラスの筒を回していたのを思い出しました。