楕円の誘惑 アサヒ・アートスクエア

出演:ONJO大友良英(conduct, guitar)、カヒミ・カリィ(vocal)、大蔵雅彦(alto sax, tubes)、青木タイセイ(trombone)、石川高(sho)、Sachiko M(sinewaves)、宇波拓(computer)、高良久美子(vibraphone)、水谷浩章(contrabass)、芳垣安洋(drums)、近藤祥昭(live sound engineering)、ユタカワサキ(analog synthesizer)
カルテット:マーティン・ブランドルマイヤー(drums)、アクセル・ドゥナー(trumpet)、Sachiko M(sinewaves)、大友良英(guitar)

最初のセットはカルテット。
静かに時間が流れてゆくところに時折ポイントみたいに各々の音が湧き出るような演奏でした。
マーティンの演奏はかちっとしてるのに柔らかさがあって、聴こえないくらい小さい音もすごく丁寧に表現しているのがすごかったです。

次はONJO+カルテット
今回はものすごく自由で躍動的な演奏に聴こえました。
ベースのおどろおどろしい低音、笙の弾んだ高鳴りのような音、いい感じでけたたましいオブジェクト音等、何処までも制限の無い表現が集まって溶け込んで、新たに違う音が聴こえてくるような感じがしました。
座席配置もユニークで、ある演奏者の後ろで演奏してる様子を眺めていたので、全体的に聴くだけでなく、その演奏者を中心に聴いている部分があった気もするけど、こういう聴き方もおもしろいなあと思いました。