FENNESZ "BLACK SEA" JAPAN TOUR 2009 代官山UNIT

出演:FENNESZAOKI takamasa渋谷慶一郎d.v.d
まずは、d.v.d
水玉がポワンとはじけてた映像の色の組み合わせがすごくきれいでした。
音もドラムががっつりというより、ポンポコ飛んでいくような軽やかさを初めて感じました(遠くで見てたから?)
AOKIさんは唯一肌っぽい気がしました。
渋谷さんの音は、星屑みたいなのが一気に降り注いできたり波打ってたり大洪水でしたが、すごく気持ちのいい音でした。
ラストはフェネス。
この日は通勤ラッシュで演奏聴いてるような状態で、既によれよれでしたが、遠く前方からいろんな音が複雑に交差され、ブレまくってじわじわと波のように近づいてきました。
もうこれで終わっちゃうのかぁ・・・と、家に帰ってもらったチラシを見てびっくり。
ということで、月曜日は渋谷タワレコでインストアライブ。
イスに座ってじっくり鑑賞できて、ちょっと夢のよう。
前日よりギターのゆらぎがキラキラに波打ってたまらなかったです。
火曜日はアップルストア銀座で、トーク&ライブ。
サウンド&レコーディング・マガジン編集長の國崎さんが聞き手で、どうやって音を出しているのか、その環境等を丁寧に細かく質問して、フェネスも快く答えてくれるという、すごく興味深いトークでした。
その後のライブは美しいのを越えて、ふと聴こえてくる部分的な音がえらく切なくて、ちょっと涙出そうになりました。
演奏のアイデアはおおまかに考えておいて、偶然性も大切にしている。そのような事を言ってたのが一番印象に残っています。。。


※写真左 坂本龍一"Out Of nOise"、右 FENNESZ "BLACK SEA"