bis eclipse Vol.1 浅草橋 パラボリカ・ビス

出演:秋山徹次(guitar)、杉本拓(guitar)、宇波拓(guitar)
各ソロ作品が面白かったです。
杉本さんは、空調やら人の呼吸、窓を抜けて外の気配までをも取り入れた環境音みたいでした。
飲み込まれてしまいそうに小さいギターの音だから、聴こうとするとすごく存在感が増してきて不思議でした。
秋山さんのは、出口を求めてないし、見つかりもしない迷宮入りがメランコリックに揺さぶられて、周りとの関係をシャットアウトして四角い箱の中でグルグルと展開されてゆくようなイメージを持ったのですが、すごく気になる音でした。
宇波さんは手拍子とギターの演奏。
手の力具合やたたく姿がオブラート無しでもろに伝わってくるので、空調や呼吸音なんかがかき消される勢いでなんかすごかったです。
代々木にあったOFF SITEをちょっとだけゆったりさせたような雰囲気を感じた会場でしたが、初めての場所のせいか、そのつもりはなくとも自分の中でいつもと聴き方が違う気がしました。


※写真 パラボリカ・ビスにて