hibari music presents 千駄ヶ谷Loop-line

出演:アキビンオオケストラ、天狗と狐
天狗と狐から。
きっかけがあって次から次へと音が作られていくように見えたのですが、どうやって演奏するのかと必死に目で追ってしまううちに演奏を聴いているというより、映画を観ているような感覚になっていたような気がします。
珍しいものが置かれているわけではないけれど(机、イス、メジャー、ダンボール、ひも、ガムテープ、小瓶、ギター、マンドリン、小型電気スタンド、電球等)舞台のセットのようでもあって、杉本さんの後姿は役者っぽくも見えました。
後半はアキビンオオケストラ。
森の中で江崎さん率いる小人達がひそひそ小声で話し合って空き瓶で演奏しているように見えた、ファンタジー(かもしれない)世界。
みんなで輪になって仲睦まじくグルグル回るんだけど、空き瓶を吹く音は意外と不気味系で "フォ〜ッ"って聴こえてくるのが面白かったです。
あと、江崎さんの醸し出す間や流れになんともいえない独特さがあって、ほんとに時間が動いたり止まったりしてるんじゃないかという、不思議な感覚に包まれたひとときでもありました。


※写真 Shall we ダンス?