伊東篤宏 SOLO Live Performance 『 V.R. 』 品川 原美術館 ザ・ホール

数日前にひょっこり伊東さんから告知メールをいただいて、行ってきました。
夜の原美術館は昼間とはまた違う、周りのしーんとした空気と闇に包まれた感じがきれいです・・・と浸ってる間も無く、ホールの入口壁に寄りかかっての立ち見でした(=ほぼ満員)
普段はオプトロンのみが多いと思うのですが、今回は幾つかの音具や機材が並べられてのソロ演奏。
使ってる素材はぶっきらぼうな冷たさを感じるのに、そこから生まれる音は有機っぽいというか人間の声のように聴こえたり、意外と尖ってなくて、輪郭のもわっとした暖かさを感じたのですが、それって今までオプトロンを使ったライブを見て感じた事のなかった感触で、それが自分の中ではすごく嬉しかったのです。
見た目の極めたチープさ(←いい意味で)や無駄を削ぎ落とした感じなんかも、密かに惹かれたりするのですが、見た目以上に音の方が純粋で飾らないから、ずっと聴き入ってしまうんだろうなぁと思いました。