「空間現代」発売記念LIVE 渋谷O-Nest

出演:空間現代、optrum、sim、飴屋法水、他
最初はオプトラム。
柔らかくてゆっくり跳ねるようなドラムと一直線のようなオプトロンが重なって、ずれて歪んできそうな感じがしました。
ガリガリッと乾燥してなくって、少し潤った音に聴こえました。
その後のsimは、私の頭の中が少しだけ近づく事ができたのかもしれませんが、構えなくても入ってきてたみたいで、しかも気持ちがいいと気付いたのはかなり時間が経ってからでした(ふと我に返るまで、当たり前のように自然に吸収して聴いてたんだと思います)
聴く度に体の受けとり感がはっきり違って、すごく面白いです。
ここで、飴屋さんアクト。
拾った大量の色褪せたようなスクラップ、声は無いけど言葉だらけ。
客が床に座って見ている頭上では、声が対に一方に飛んでって、動きのない出演者の言葉が降ってのしかかってくる。
音が止むことなくループして、言葉が飛び交って、交差して、日本語でなくなって、混ざって溶けてしまって、幻のようでした。
そこから繋がるように空間現代へ。
音の埋まらない感じが印象的だから、simとオプトロンとのセッションでの隙間無く埋め尽くされた感じも面白かったです。


※写真 不破さん、植野さん、外山さん