Luis Nanook "Place" Release Party 青山EATS and MEETS Cay

MASを7年ぶりくらいに見ました。
その時の記憶がもうほとんど残ってなくて、初めて見た感覚になってました。
鮮明な音の塊がすーっと宙を泳いで、どこかに流れていきそうな気がしました。
この場所で留まってしまう感じに聴こえなかったのが、なんかうれしかった。
次のエフロミオは、フミノスケさんのジャギンジャギンと突き刺さりそうなギターの直球さに痺れました。
今でもその感触が耳にうっすら残ってる感じが。
数日前はデニスゴーツだったテニスコーツ植野さんは、今回も少し唄ってくれました。
"モスラ〜やモスラ〜"が"マレーシア"にシフトしていった時はびっくりしましたが、次第にしっくり聴こえてきました。
でもやっぱり、唄とキーボードはさやさんで、稀にドゥルッティ・コラムになってくれる植野さんのエレキという組み合わせが一番好きな私にとっては、やわらかく強く押し寄せてくる久々のエレキ音がたまらなく感動でした。
最後は、主役のルイス・ナヌーク。
音が聴こえ始めたときから、キャンバスに絵具をのせてゆくような感覚があって(背景の映像とは別で)多分抽象画になりそうだけど、絵を描いてる様をそのまんま音に変換してるようでもあるし、森なんかの景色をそのまんま変換させてるようでもあるし、音という括りで聴いてないというか聴こうと思っても聴けない自分がいました。
冷静なのにうつつ抜かしてしまいそうな感じもあって、いいなあと思いました。