Improvised Music from Japan 2009 祭り(26日) 千駄ヶ谷Loop-line

たくさんのおもちゃ、キーボード、テープレコーダー等の音が重なって、ずれてって、ギターも加わって、床にモノが散らかった見た目との想像とは少し違う薄い厚みを感じるような空間がゆっくりと築かれてく様が面白かった、polyphonic parachute(yuki kaneko + takahisa umehara)の演奏。
大城真さんの演奏は、パイプから漏れ響く金属音が、見た目同様、着飾るもののない裸のようにきれいな気がしました。
さやさん(Tenniscoats)のソロ。
ふと唄い、ふと、止まる(やめる)。
ギターを弾いては、やめて、位置をずれる。
動きの一つ一つを見逃したくないくらいだけど、目をつむって聴いてもみたい。
観客に語りかけ、コーラスへと膨らんだ。
指揮を執りながら、観客と一緒に唄い、弾く。
予定より早めに休憩が入ってしまい、その後改めて最後の曲を。
こんな時間の流れや空間、見たこと無いし二度と見れないと思う。
だから見れてよかった。
最後のSegment String Quartet (木下和重 + 千葉広樹 + 池田陽子 + 公文南光)。
時刻がきちんと刻まれてるはずなのに、伸縮されたり歪んだ時刻を思ってしまいました。


※写真 「猿 と 石」