MAQUILADORA JAPAN TOUR 2010 八丁堀 七針

入口の重いドアを開けて、階段降りてくのがちょっと楽しい。
こじんまりとしたスペースなので、あまりにも目の前で繰り広げられる、My Pal Foot Footから。
数年ぶりに見ました。
どこまでも素朴で、どこまでも歪んでく、みたいな定まらなさというものがしっかりと感じられる面白い演奏でした。
この地下に潜ってく空間を存分に使ってたアコースティックのテニスコーツ
植野さんのバイババビンバでのつやつやな音、さやさんの普段の話し声と変わんない歌声の等身大での響きのよさとか・・・
マキーラドーラの音を聴いてると、1本の長い道がどこまでも続くような果てしなさとか、沈んでゆく夕陽をいつまでも眺めてしまう感じとか、身近なようで膨大なスケールを感じるユニットでした。
テニスコとのコラボでは、久しぶりの植野サックスのゆらぎが切なすぎるのと、消えてゆきそうなさやボイスが、マキーラの景色ときれいに重なってく感じがしました。