HOSE 宮下公園 夜の演奏会 渋谷 宮下公園原宿側

午後出勤だから間に合うわけないのに祈りながら向ってると電車もすんなり来てくれて、会場に着いた途端にメンバー出てきて演奏がはじまりました。
祈れば叶うのかもしれないと、少し本気で思いました。
野外なのでいろんな音に覆われて聴こえてない部分も多かったけど、涼しい夜風になびいて頼りなさが倍増する放課後の練習みたいな音が空間に似合いすぎてました。
後方に電車が通過する時は明るくなるので、ホースメンバーの実態(姿)がチラリと見えるようでおかしかったです。
服部さんの拡声器Shall we ダンス?への反応が乏しすぎたり、泉さんの一人Shall we ダンス?に釘付けになったり、恐怖映画のような効果音ヴォイスにビビったりと、野外ならではの豪華さを感じました。
そんな怪しくて不思議な演奏会を目の前で見たはずなのに、幻のような儚さがありました。
先月末にUPLINKで「デルタ」を観たのですが、自分の存在を置く事はできずに遠くから眺めるしかないという、ホースとはまた違った幻のような感触がありました。
ライブ後、閉店二日前のHMVで彷徨いつつ何気に立ち止まると"CURRENT 93"の新作が置いてありました。
軽く10年は聴いてなかったんだと時の流れに気付き、最後の買物に相応しい気がして購入してみました。
レシートを受け取る時、終わってしまうんだという思いが込み上げて、スタッフに深くお辞儀(お礼)をしていました。
電車に乗って携帯をみたら、その時近場にいるであろう人から返信がきてたので、あわてて降りてそこへ向いました。
ホースではない練習を見学させてもらったのですが、ここも放課後の教室のような空間でした。
でも隠れ家のように見つかりにくく、静かに時が進んでゆく音や空気が聴こえたり見えてきたりしそうでした。
多分それは場所のせいではなく、練習から生まれてきたもののような気がします。
さやさんが前日ここを訪れたと聞いてびっくりしましたが、考えとか行動が繋がる時があるものなんだと思いました。