音楽からとんでみる2 六本木Super Deluxe

今週の土曜日は、スーデラへ。
にせんねんもんだい→ループが少しずつ外れてって微妙に変化を起こしてゆくもどかしさに反するような、ノイズとまではいかないジャギジャギな音が気持ちよかったです。
蓮沼執太チームは、ぽっかり口を開けたような朗らかで清々しい声の木下美紗都さんとの演奏を挟んだりと、ほどよい変化(刺激)がいい感じでした。
個人的に気になった前半の演奏は「このトロピカルっぽさは夏になると聴きたくなるのです」と大昔思ってた"In Dub"(RenegadeSoundwave)が突如浮かんできました。
似てないけど、温度は近い気がしました。
サンガツは、音に感情のようなものが見えてこない気がしたのが、恐ろしい凄みを感じました。
クールとは違うんだけれど、どことなく感情を排除したように聴こえてくる、そんな風に思いました。
帰りは、いつの間にか観客として座ってらした飴屋法水さんたちとご飯を。
北京ダックの店なのに水餃子ばかりたのんで、男女二人ずつなのに女子度の高い雑談をして別れたら、電車がありませんでした。
タクシーを拾うつもりでしばらく歩いてたけど、なんか眠くないので映画館で「BECK」を観ることに。
深夜に相応しい作品なのかは謎だけど、さわやかでダメダメのかっこよくない青春映画ですんなり入れるような面白さでした。
「ギターちゃんと練習しようー」とさりげなく私の背中を押してくれたような感じもあって、ますます目が冴えてきたままABCで何故かCDを買って、電車に乗って雲の隙間からみえるオレンジのきれいな空を眺めながら帰りました。


※写真左 植野さん、右 ツジコさん