中野 una camera livera

仕事すんで、夕ご飯を食べに東西線に乗りました。
駅降りて、こっちかな?と不安ながらに歩いてると、前垂れ付けた男性とすれ違いました。
日が暮れて暗かったけど、前垂れ姿といえばぷりぷりくんしかいないと思う・・・ということはこの道であってるんだと安心して進んでいきました。
ものすごく普通の家みたいで、イスやテーブルも人数に追いつかず、床に座ったり、立ったままなりと自由に話したり、食したりしました。
飴屋さんは、ここの近所にある虫のお店がおすすめだと教えてくれました。
私が現在虫と密に接する機会はまず無いのかもしれないけれど、昔、父は自分で作ったたくさんの昆虫標本を押入れにしまっていて、たまに箱の中にナフタリンを入れるのですが、小学生の頃に見たその光景がふと蘇りました。
本当に何でもないワンシーンのようなものだけど、なんとなく覚えています。
でも、時々思い出せるこういう瞬間は大切にしたいと思いました。
話はもどって、見事に境界が無い人の集まりの中、いつの間にか周りの会話に入ったり、おいしいごはんを分け合ったりと、この日この時間にここにいたみんなが合わさって偶然できた空気は、どうしようもなくまとまりがなく、なんなんだろう?ここは・・・という感じだったけれど居心地はすごくよかったのです。