ままごと「わが星」 三鷹市芸術文化センター 星のホール

しばらく前の朝早く、何気にテレビつけたら映画「さらば箱舟」が始まったばかりでした。
公開当時に観に行ったはずなんだけど、もうほとんど覚えてないなあって改めて観てたら、いろんな場面に見覚えあって、全く忘れてたわけでもなく、自分の記憶にほっとしました。
時がすごい勢いで流れたり、ありえないくらいの幻想と生々しい現実の映像が、パラパラ切り換って頭の中が酔いそうになったけど、不思議と穏やかな気持ちになれる作品でした。
人というものをものすごく間近で見ているような感じがして、それがそうさせているのかなあと思ったり。
飴屋さんの「わたしのすがた」で、過去や未来へ時間軸が行き来してる気がするっていう感覚なんかも、ふと浮かんできました。
夜は、ままごとの「わが星」を観に行きました。
星が生まれて消えるまでを人間になぞらえて表現されると、ロマンチックさに浸りながらも感情というものが即湧いてきてしまって、前に進んでるんだけど、過去も思い出さないわけにはいかなくって、でも進めば進むほど死(滅亡)に近づいてきて、止まる事もできないし、あたたかさ溢れる舞台なのに、どうしようもない切なさも込み上げてきました。
ほのかにやさしい感触が、今でもうっすら残っています。