我が赴くは星の大海 六本木Super Deluxe

久しぶりにライブを見るので、習慣を途切れさせてしまった距離みたいなものを少し感じてたのですが、始まると一気に馴染んだ気がして、あまりそういうのは関係ないのかなあと。
梅田哲也ソロ。
レコード、ターンテーブル、扇風機、コップ、風船、針だらけの球、スピーカー、電球、缶、プロペラ、まつぼっくり、等々。
接触させたものから、次の物へとまた繋げたり干渉させたりして、途中で壊れたり止まったりしたら、新たに違う接触へと、その日の相性やタイミングが演奏を変化させてくところにものすごく惹かれます。
梅田くんと小さな音具たちが静かに音をたてながら忙しそう(?)に動いてて、それらが懸命(?)に少しずつ移動する姿がかわいいし、生き物にも見えてきました。
テニスコーツパードン木村さん。
パードンさんはさやさんの声をいじってほわーんとしたスペーシーな世界を作ったりと、テニスのアコースティックな距離の近さと対照的な感じがするのに意外と合ってておもしろかったです。
久しぶりに見ることのできたテニスは、さやさんのボーカルとしての強さが増してきたような、植野さんのギターもグラデーション部分が減ったのかな、という何気ない印象が、大きく変化してるように感じました。
さやさんは普段雑談をしてる時に女の子っぽさがすごく表れる人だなあと思うのですが、テレサ・テンを歌った時はまさしくそれで、もうどうしようかと思うくらい、そのオーラを記憶に留めたくなりました。
終了後、ルクセンブルクから遊びに来られたというお兄さんが、ライブで唄ってた「タマシー」を気に入ったとのことで「ときのうた」を購入されてました。
このCDがルクセンブルクに渡っていくのを想像すると、なんかすごいなあ・・・って勝手に思いを馳せてしまいました。