HOSEとMUMU 荻窪 ルースター・ノースサイド

その日は空調の調子が悪かったらしく、じっとりもわもわ暑い会場で、年一回だけの行事を見ました。
痙攣が麻痺したような宇波さんギターがホース全体を揺るがして、一人違う譜面見ててほっと一息入れて、先日行った阪神戦を思い出すほどの熱いトランペット江崎さん、古池さんの口がトロンボーンと化して人間とかけ離れてしまい、服部さんがビールでタンゴして、司会も指揮もして、絶叫といつもの赤いベースじゃない黒いベースの音がドゥオンドゥオンと響き渡る泉さんというホースの演奏は、ホースに見えませんでした。
MUMUは植村さんや本田さんが時折恍惚的な笑顔で、めちゃくちゃストイックなオーラ(というか音)が隙間無く襲ってくるような演奏。
年に1回、引き締まった気持ちのいい恐怖感を浴びてます。
最後は、ムムとホースの合体バンド=ムース
ホースの曲にキーボードやドラムが入ると、放課後の歪んだ軽音楽風から一気にほろ酔いサイケっぽく変貌して、面白恐かったです。
毎年宇波さんに、ムースはリリースしないの?と聞いてる気がします。


※写真 ビールでタンゴ