梅田哲也 「ゴミと箱と音楽」 横浜美術館レクチャーホール

階段を降りたらホールのロビーに大きな風船が吊ってあったので、ここでやるのかなと思ってたら開演時間に梅田くんが現れました。
観覧の簡単な説明と約束をして5分後に、観客はホールに入って自由に着席。
暗い中、ステージ天井から水が落ちてきて、「あ、はじまったかな」って思ったので、よく見て、聴くことにしました。
でもなんか覚えのある景色(作品は除く)だなあって考えてたら、1月にポレポレ東中野でやったホースのオールナイトレコ発でした。
映画館なので客席に座ってステージを見上げるように作品を見てたのですが、その中で梅田くんのライブ映像も上映されたのです。
今回はステージ上で音具を作り、調整し、次の音具を作りに移動したり、途中でトイレットペーパーが落ちたら直したり、吊り下げる為の舞台装置を操作したりとか、あちこち動きながら全て一人でやっていて、そのどうしてもスムーズにはいかない流れを見ながら生まれてくる音を見つける(聴く)のが楽しいのですが、ステージと客席という段差と距離があるだけで伝わってくる感じがかなり違うものなんだと思いました。
私の場合、梅田くんの作品はすごく身近な気持ちを持って見て(聴いて)しまうので、今回は面白いだけでなく物足りない気持ちも湧いてきてしまったのが、ちょっと惜しい気がしました。
でも明日になると、その辺も変化させたものが見れるんだろうなあって、見に行けないながらもなんかわくわくした気持ちになってる自分がいました。