星だまりライヴ Vol.58 ニュースタート行徳センター

出演:木下美紗都、石塚周太、権藤知彦、Jimanica、千葉広樹、手島絵里子
教室のような(?)会場で演奏者の周りに座って、小さな演奏会のよう。
前半は淡々とした雰囲気だったのですが、休憩挟んで後半に入ってからはダイナミックでゴージャスさが段々と盛り上がってくるような感じで、特に新曲が面白かったです。
一気に森の中に入り込んだような壮大さと、木下さんのそのままの声と感情を吐き出してるような楽器音の熱くて静かな震えが、どこまでも続くようでした。
ものすごくたっぷりと演奏を聴くことができたので、自分の中にまだ潤いが残っています。


※写真左 テニスコーツ、右 木下美紗都

Collaboration Breakdown Vol.17〜テニスコーツ+ドラびでお 秋葉原Goodman

テニスコーツドラびでおという事で、植野さんエレキかも?と期待して行ったらエレキでした!
一楽さんの方はドラムをほとんどされず、小さな白い鍵盤のようなものを叩かれてました。
ドラびでおソロの時は、炸裂っぷり全開の演奏&映像が痛快&(笑)で、テニスとやる時はどうなるのかと???でしたが、素朴&自然(かもしれない)イメージがどんどん映されてました(←といっても、マジキックハウスでテニスがふざけてる映像が大半 笑)
そんな強烈な一楽さんに影響される事無く、どこへ行ってしまうのかという感じのさやさんと、瞬間ドゥルッティ・コラムの植野さんギターが、テニス節を貫いてました。
あまり干渉しないような、でもテニスの演奏に馴染む映像とドラびでお音の距離間が心地よかったです。

テニスコーツと原田郁子ライブ 吉祥寺キチム

女性ボーカルが2人という事で"にかさや"思い出したけど、ほにゃほにゃしながらポジション確立される感じではなく、2人並んで道を歩いてるうちに各々の存在(違い)に気付くような、そんな風に見えました。
植野さんのボーカルに沿うようなギターがやさしかったです。
最近「オーロラカーテン」を聴いてた→グラスハープ演奏を久しぶりに見た→なぜかエレキ弾く植野さんを見たくなりました
後半はみんな一緒に唄いましょうという流れでしたが、多くの女性客がものすごくすんなりと、この空気に入り込んだのが印象的でした。


※写真左 さや&トーマス(テニス+テープ)、右 石塚周太(detune.

detune.『オワルゼンド』release party ! ! "見上げた空にブロックノイズ" 渋谷O-Nest

いつもの何倍もの長い時間聴くことができたのに、もっと聴きたいと客の私が欲張ってしまうライブでした。
でちゅーんの2人だけの演奏→個人的にはこれが断トツ惹かれました。丁寧に作られた音の中に垣間見える奔放の気持ちよさは、もどってこれないくらいの距離分飛ばされるから。
ゲストを交えての演奏→でちゅーんの曲は空とか前に向ってビューンとのびてく感じがあるけど、ゲストが入るとここ地上で横に広がってく(膨らむ)イメージのボリューム感あるでちゅーんでした。
2回目のアンコールを用意してなかった郷くんが咄嗟に「右京」を選んだのですが、2人だけから生まれる自然さが顕著に音に表れてる感じが、ものすごくきれいすぎて最後の最後で魂もってかれました、たまらなすぎです。

TAPE&TENNISCOATS 六本木Super Deluxe

3度目くらい?のテープとテニスコーツのツアー。
テニスから。
うたものをずらっと。といっても、ウィッピウィッピウィピピノピ♪(←曲名ではないです)のように合唱で盛り上がる曲を、声の変わりに植野さんの寂しげなサックスとさやピアノでしっとり・・・とか、予想外な演奏がよかったです。
休憩挟んで、テープ。
水面に一滴落ちてぽわーんと水が揺れる光景が浮かんでくるように、やわらかくて澄んだ世界が潤んで、じわっと聴いてしまう感じ。
更に、テープ+テニス。
2組の相性の良さを、来る度にどんどんアップされて伝わってくるようでした。
さやさんに「(テープとは本当に)相性がいいね」と言ったら、演奏側もそれをすごく実感してるような嬉しそうな笑みで「うん」と言ってました。
羨ましすぎる素敵な関係だなあと思いました。
そんな関係を見ることができて、うれしかった。
合同練習した曲を長めのアンコールとして演奏されたのですが、「嗚咽と歓喜の名乗り歌」「バイババビンバ」あたりは特に、テープがテニスをやさしく包み込むように繊細さとささやかな豪華さを持って固めてく様が感動的でした。