「みえないちから」、「オープンスペース2010」 初台 ICC

展覧会のタイトルみたいに全体的にいろんな意味でのやわらかさ、ひそかなという印象を持ちました。
小金沢健人さんの抽象画っぽいのがパーツ分解されて揺らいでるような映像、エキソニモのスプーンは分断された時に他のエネルギーが入り込んで柔らかくなってしまってるんじゃないかと妄想入ったり。
堀尾寛太さんのは、気付きにくい場所から音が聴こえてきたり、フォルマント兄弟の案内(映像)は目の前にいるけど触れることのできない存在と向き合ったり。
志水児王さんのは、最初はゆらゆらと漂うクラゲを見ている気分でしたが、光のつぶのきりが無いほど細かい連なりがきれいすぎて、次第に空間全体がとろ〜んとした海に思えてきて、そこに自分がたぷたぷと浮かんでいる心地よさみたいなものを感じてしまい長々と浸ってしまいました。
オープンスペースの方は、特に印象に残ったものを。
渋谷慶一郎+evalaさんの無響室が強烈でした。
四方八方から音が、体に刺さるというより直に触れられたような感触で、この閉ざされた空間に自分だけでなく何かが存在してそうだと、思いたくないけど思ってしまいました。
あとは、クワクボリョウタさんの光と影によって目の前で繰り広げられる風景に、自分が過去に旅行した風景を瞬時になぞらえてしまったという、たまらないほどノスタルジックに追い込まれる作品がロマンチックでもあり、すごく素敵でした。
夜は新大久保で、サムギョプサルを食べました。
そのお店は(本人が座ったという)"イ・ジュンギ部屋"があったのですが、店自体がものすごく繁盛してて・・・いつか見れるといいなあ、と。
その後は、コーヒープリンス1号店へ。
2号店より落ち着いた雰囲気で、コン・ユの写真やポスターがいくつも並んでたのがおもしろかった。
コーヒーとワッフルはもちろん、おいしかったです。